【Revit】表示グラフィックスのパターン設定|前景/背景の違いと正しい使い分け

Revitの「表示グラフィックス」でパターンを設定するとき、

  • 前景と背景の違いがよく分からない
  • 前景にしたら線が消えた
  • 背景にしたら透けたように見える

このような疑問を持ったことはありませんか?

この記事では、Revitの表示グラフィックスにおけるパターン設定の仕組みと、前景/背景の正しい違い、実務での使い分けをわかりやすく解説します。


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表示グラフィックスとは?

Revitでは、ビューごとに要素の見え方を細かく設定できます。

その中でも「表示グラフィックス」は、

モデルを変更せずに図面表現だけをコントロールできる機能です。

パターン設定では、要素の面に対して塗り潰しやハッチを設定できます。


前景パターンと背景パターンの違い

まず大前提として、前景と背景は

他の要素との上下関係を決める機能ではありません。

これは誤解されやすいポイントです。

Revitでは、1つの要素の1つの面に対して、

  • 背景パターン
  • 前景パターン

の2層構造で表示できます。

描画順は次の通りです。

  1. 背景パターン(下)
  2. 前景パターン(上)
  3. 要素の輪郭線

つまり、

背景の上に前景を重ねて表示できる仕組み

という違いです。


前景パターンの特徴

  • 背景パターンの上に表示される
  • ハッチ表現に使われることが多い
  • ソリッド塗りも設定可能

主に「ハッチをはっきり見せたい」場合に使用します。


背景パターンの特徴

  • 一番下に描画される
  • ソリッド(ベタ塗り)に使われることが多い

色付きハッチを作る場合は、

背景:ソリッド塗り
前景:ハッチ

という設定にするのが一般的です。


他の要素への影響はある?

前景/背景は、

その要素の面の中だけの描画順です。

他のモデルとの前後関係を直接コントロールする機能ではありません。

他要素との表示優先は、

  • 要素の物理的な位置関係
  • ビュー範囲
  • 隠線処理
  • 透過度
  • 表示優先順位(接合)

などによって決まります。


「線が消える」ように見える原因

よくあるのが、

「前景にしたら下の線が消えた」という現象。

これは前景・背景の問題というより、

不透明なソリッド塗りが奥の要素を隠している状態です。

この場合は、

  • 透過度を調整する
  • 塗りを背景に変更する
  • ビジュアルスタイルを確認する

などで改善できます。


実務での使い分け例

■ 色付きハッチを作りたい場合

背景:ソリッド
前景:ハッチ

■ ハッチのみ表示したい場合

前景のみ設定

■ ベタ塗りだけにしたい場合

背景のみ設定


まとめ

Revitの表示グラフィックスにおける前景/背景の違いは、

「どの要素が上にくるか」を決める機能ではなく、

1つの面の中で、どの順番でパターンを重ねるかを決める機能です。

この仕組みを理解すると、

  • 図面の見やすさが向上する
  • 意図したハッチ表現ができる
  • 表示トラブルの原因が分かる

ようになります。

表示グラフィックスは、
「どう描くか」ではなく「どう見せるか」を考えるための機能。

前景/背景の違いを正しく理解し、図面表現をコントロールしていきましょう。

Revitでは、ビューごとに表示方法を細かく設定できます。
その中でも重要なのが「表示グラフィックの設定」です。

特に、前景と背景の違いを理解しておくと、図面の見え方をコントロールしやすくなります。

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